JavaScriptの条件分岐について詳しく解説します。JavaScriptでは、条件に基づいて異なるコードを実行するために、いくつかの方法で条件分岐を行うことができます。代表的な条件分岐には、if
文、else if
文、else
文、およびswitch
文があります。
if文
if
文は、指定した条件が真(true
)の場合にのみコードブロックを実行します。
基本的な構文
if (条件) {
// 条件が真の場合に実行されるコード
}
例
let age = 18;
if (age >= 18) {
console.log("あなたは成人です。");
}
if-else文
if-else
文は、条件が真の場合に1つのコードブロックを実行し、偽(false
)の場合に別のコードブロックを実行します。
基本的な構文
if (条件) {
// 条件が真の場合に実行されるコード
} else {
// 条件が偽の場合に実行されるコード
}
例
let age = 16;
if (age >= 18) {
console.log("あなたは成人です。");
} else {
console.log("あなたは未成年です。");
}
if-else if-else文
複数の条件を連続してチェックする場合に、else if
文を使用します。条件が順に評価され、最初に真になる条件のコードブロックが実行されます。すべての条件が偽の場合、else
ブロックが実行されます。
基本的な構文
if (条件1) {
// 条件1が真の場合に実行されるコード
} else if (条件2) {
// 条件2が真の場合に実行されるコード
} else {
// すべての条件が偽の場合に実行されるコード
}
例
let score = 85;
if (score >= 90) {
console.log("成績はAです。");
} else if (score >= 80) {
console.log("成績はBです。");
} else if (score >= 70) {
console.log("成績はCです。");
} else {
console.log("成績はDです。");
}
switch文
switch
文は、1つの式を評価し、その結果に基づいて複数のコードブロックの中から1つを実行します。特定のケースがマッチした場合、そのケースのコードブロックが実行されます。
基本的な構文
switch (式) {
case 値1:
// 式が値1にマッチする場合に実行されるコード
break;
case 値2:
// 式が値2にマッチする場合に実行されるコード
break;
// 他のケース
default:
// すべてのケースにマッチしない場合に実行されるコード
}
例
let day = "火曜日";
switch (day) {
case "月曜日":
console.log("今日は月曜日です。");
break;
case "火曜日":
console.log("今日は火曜日です。");
break;
case "水曜日":
console.log("今日は水曜日です。");
break;
default:
console.log("週の他の日です。");
}
三項演算子(条件演算子)
三項演算子は、条件が真の場合と偽の場合に実行する式を簡潔に書くために使用されます。?
と :
を使用します。
基本的な構文
条件 ? 式1 : 式2
例
let age = 20;
let message = age >= 18 ? "あなたは成人です。" : "あなたは未成年です。";
console.log(message); // あなたは成人です。
まとめ
- if文: 条件が真の場合にのみコードブロックを実行します。
- if-else文: 条件が真の場合に1つのコードブロックを実行し、偽の場合に別のコードブロックを実行します。
- if-else if-else文: 複数の条件を順にチェックし、最初に真になる条件のコードブロックを実行します。
- switch文: 式の結果に基づいて複数のコードブロックの中から1つを実行します。
- 三項演算子(条件演算子): 簡潔に条件分岐を行うために使用します。
これでJavaScriptの条件分岐の基本的な理解が深まったと思います。
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